Ado『ギラギラ』の歌詞の意味を考察!抱えた劣等感と世間への皮肉

2021年もブレイク必須のシンガーAdo(アド)。

デビューから3曲目に当たる「ギラギラ」は、Adoさん持ち前の表現力が生かされた仕上がりになっており、「うっせぇわ」と大きく違った雰囲気を持つ曲だ。

今回は「ギラギラ」の歌詞を自分なりに考察していこうと思う。

筆者は「劣等感と世間への皮肉」がこの曲のテーマになっているのでは無いかと考えた。

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歌詞の考察

【Ado】ギラギラ

あーもう本当になんて素晴らしき世界
んで今日もまた己の醜悪さに惑う
だのに人を好きって思う気持ちだけは
一丁前にあるから悶えてるんでしょう

Ugly 正直言って私の顔は
そう神様が左手で描いたみたい
必然 この世にあるラブソングはどれひとつ
絶対 私向けなんかじゃないでしょう
使い道のないくちづけ 憐みを恣(ほしいまま)に
スパンコールの瘡蓋(かさぶた)で身を守る
愛されないくらいなんだ

ギラギラ輝いて私は夜を呑み
Rap Tap Tap Tap
今に見てろこのluv(ラヴ)
目に染みるは1mgの花火
Drag on Drag on
なんてファニー この世はビザール

ギラ ギラギラ ギラ

Unknown お釈迦様も存ぜぬうちに
もう健やかに狂っていたみたい
それは世界の方かそれとも私の方ですか?
共生は端からムリでしょう

マガイモノこそかなしけれ 無我夢中疾る疾る
強い酸性雨が洗い流す前に
蛍光色の痣抱いて

メラメラ火を噴いて私は夜の狼
Rap Tap Tap Tap
そこで見てろこの乱舞
強くおなり あなたなりの武装(メイクアップ)で
Flap up Flap up

不意に不安に


孤独は燃料(ガソリン) 卑屈な町を行く
目を閉じて もういいかい もういいかい
もしも神様が左利きならどんなに幸せか知れない

ギラギラ輝いて私は夜を呑み
Rap Tap Tap Tap
今に見てろこのluv(ラヴ)
目に染みるは1mgの花火
Drag on Drag on

なんてファニー この世はビザール


ギラ ギラギラ ギラ ギラギラ


Give Love 花は満ちて(ギラギラ)
ありのまんまじゃいられない 誰も彼も
なんて素晴らしき世界だ!
ギラついてこう

Ado/「ギラギラ」 作詞:てにおは

抱えた劣等感

あーもう本当になんて素晴らしき世界
んで今日もまた己の醜悪さに惑う
だのに人を好きって思う気持ちだけは
一丁前にあるから悶えてるんでしょう

Ugly 正直言って私の顔は
そう神様が左手で描いたみたい

必然 この世にあるラブソングはどれひとつ
絶対 私向けなんかじゃないでしょう

Ado/「ギラギラ」 作詞:てにおは

青=劣等感赤=世間への皮肉

ここでは主人公が自分の顔に対してコンプレックスを抱いている事がわかる。

「神様が左手で描いたみたい」の様な表現がとても面白い。

この歌詞では「顔」についての劣等感を挙げているけれど、顔に限らず劣等感を抱いた事があると言う人は多いだろう。

そして、そんな事を考えている時ほど世界が素晴らしく見えるのもよく分かる。

使い道のないくちづけ 憐みを恣(ほしいまま)に
スパンコールの瘡蓋(かさぶた)で身を守る
愛されないくらいなんだ

「哀れみを恣(ほしいまま)に」は、最高におしゃれな自虐フレーズだ。恣(ほしいまま)と言われれば通常、ポジティブなイメージが沸くものだが、この曲はそれを逆手に取っているところが面白い。

劣等感を感じている場面でもあり、皮肉が少し効いた表現になっている。

スパンコールはまさにギラギラしたものであるが、瘡蓋(かさぶた)という表現から、剥がれやすく、上辺だけのものである事が感じ取れる。

世間への皮肉

ギラギラ輝いて私は夜を呑み
Rap Tap Tap Tap
今に見てろこのluv(ラヴ)
目に染みるは1mgの花火
Drag on Drag on
なんてファニー この世はビザール

青=劣等感赤=世間への皮肉

「夜を呑み」「今に見てろこのIuv(ラブ)」などの表現から、サビにはそれまでとは違った前向きさを感じる事ができる。

「Rap Tap Tap Tap」は「ラッタッタッタ」に聴こえる言葉遊びが入れられているところが面白いし、サビの前向きな雰囲気にマッチしている。

「なんてファニー この世はビザール」と言う表現は、これまたおしゃれな皮肉の表現。ストレートに世界を憎めないもどかしさが伝わってくる。

Give Love 花は満ちて(ギラギラ)
ありのまんまじゃいられない 誰も彼も
なんて素晴らしき世界だ!
ギラついてこう

「ありのまんまじゃいられない 誰も彼も」と言う一節がとても面白いと感じる。

特に「誰も彼も」がポイントで、劣等感を取り繕って生きているのは自分だけじゃない事を言っている。

「ありのままにはなれない」と言う社会への皮肉が効いたフレーズで、その後の「なんて素晴らしき世界だ」にも繋がってくる。

まとめ

曲の雰囲気が違うにしても、「世間への皮肉が効いている」と言う点でギラギラとうっせぇわは似ているのかもしれないと感じた。

細かな単語ひとつでもたくさんの考察ができる様な曲になっていると思うので、ぜひそれぞれで考えて見てほしいと思う。

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