今年の初め、Spotifyが選出する2021年注目のアーティスト『RADAR:Early Noise 2021』のプレイリストで出会った「Doul」という女性アーティスト。
曲を聴いて衝撃を受けたので少し調べてみたら、17歳だということが分かりさらに衝撃を受ける。
確実に2020年代の音楽シーンで活躍する人物だろうと思うので、ぜひ今のうちからチェックして欲しい 。
今回は自分が感じた彼女の魅力を語っていこうと思う。
高いセルフプロデュース力
彼女は作詞・作曲だけに留まらず、MV・スタイリングまで全てのことを自らがプロデュースしているらしい。
ピアノ・ギター・ベースなどを操るマルチプレイヤーであり、作詞・作曲・歌唱をこなすだけでも素晴らしいのに、映像やスタイリングまでをこなすとなればまさに「表現者(アーティスト)」という言葉がよく似合う。
洋楽ルーツの楽曲
Doulの作る楽曲は洋楽に大きなルーツを感じるし、曲によって色々なジャンルが見えてくる所が面白い。
例えば『Howl』で言うと、ベースとカッティングギターはファンキーでかっこいいし、歌い回しや音色にHip-Hopの要素も感じることができた。
この曲、聞けば聴くほど沼にハマっていく。
Woo we’re rolling, they say
Howl - Doul
Woo so boring
ここの韻踏みがとっても気持ちよくて、思わず口ずさんでしまう。
他にも、曲によって使われる音色だったりリズムだったりにこだわりが感じられて面白い。
J-POPと違って「AメローBメローサビ」の概念が、はっきり感じ取れないところも洋楽にルーツを感じる点であり、洋楽的なアプローチなのだと思う。
初めて聞いた時、本当に日本人なのか疑うくらいに楽曲の完成度が高いし、発音がナチュラルだった。
ちなみに英語は独学らしい。
特徴的な声と歌い回し
彼女の歌声はとにかくかっこよくて耳に残る。
いい声の持ち主なだけに、その武器をフル活用させる事のできる曲を作る能力と細かくこだわられた歌い回しが光る。
意図的にそうしているのか、ただ自分が感じた事なのか分からないけれど、曲のリズムに対して少しのためを作って歌い回す感じがあって、それがとてもクールな印象を引き出している。
また、どの曲でも基本的に地声での歌い回しが多く力強い印象を感じる。
この「Dearest Friends」という曲も大好きな曲。
まとめ
まだデビューしたばかりの「Doul」は、早いペースで曲をリリースし続けてくれて、毎回とても楽しみに聴かせてもらっている。
普段洋楽が好きでよく聴く人であれば特に、好きになること間違いなしなので是非チェックしてみて欲しいと思う。