
2020年に復活を果たした最強音楽集団「東京事変」。
最近好きになった方の中で、どのアルバムから聴き始めようか悩んでいるという方も多いのでは無いだろうか。
今回はそんな「東京事変の初心者」の方へ向けて、おすすめのアルバムをランキング形式で紹介しようと思う。
この記事を読んで、ぜひみなさんも東京事変のヘヴィーリスナーになってほしい。
1位:スポーツ
【収録曲】
1:生きる
2:電波通信
3:シーズンサヨナラ
4:勝ち戦
5:FOUL
6:雨天決行
7:能動的三分間
8:絶体絶命
9:FAIR
10:乗り気
11:スイートスポット
12:閃光少女
13:極まる
1位に選んだのは4枚目のアルバム「スポーツ」だ。
このアルバムは東京事変作品の中でもトップレベルの完成度を持っている。
個人的には東京事変と言う枠組みにとどまらず、邦楽のベストアルバムを選ぶとしても上位に入る様な作品だと思う。
初心者の方でも、この一枚を通して聞けば、東京事変がどんなバンドなのかを理解する事ができるはずだ。
2曲目に収録されている『電波通信』は、キャッチーで爽快なロックナンバーで素晴らしい1曲。
東京事変の初心者だった筆者の友達は、この『電波通信』から東京事変の曲を聞きはじめている。
このアルバムは東京事変の中でも、わかりやすくノリのいい曲が多く収録されているため、J-POPが大好きだと言う人には特におすすめしたい。
「スポーツ」というタイトルがぴったりのエネルギッシュな一枚。
★このアルバムの楽しみ方
- 普段あまり注目しないパート(ベース・ドラム)をよく聴いてみる
- キャッチーなノリを感じながら聴く
- 英語詩の2曲は特にかっこいい(「勝ち戦」と「スイートスポット」)
2位:大人
【収録曲】
1:秘密
2:喧嘩上等
3:化粧直し
4:スーパースター
5:修羅場
6:雪国
7:歌舞伎
8:ブラックアウト
9:黄昏泣き
10:透明人間
11:手紙
「大人」は2006年リリースのセカンドアルバム。
ギターとキーボードのメンバーチェンジの後にリリースされたこの作品は、タイトルの通り、歌詞・音楽ともに大人の雰囲気を感じ取れる事ができる作品だ。
収録されている曲の雰囲気が、椎名林檎の声・歌い方とマッチしているところがこのアルバムの魅力であり、椎名林檎のソロが好きと言う方に一番おすすめしたい。
1位で紹介した「スポーツ」の様な、キャッチーでポップ感じも東京事変の特徴だが、このアルバムの様におしゃれで技巧派な感じも特徴の一つだ。
10曲目の「透明人間」は特におすすめの一曲で、自分が東京事変にハマるきっかけになった曲でもある。
それぞれのパートが静かに暴れている様な感じがして、最高にかっこいい。
★このアルバムの楽しみ方
- 楽器のセッションを楽しむ
- 歌詞を見ながら聴いて、大人(アダルト)を感じる
3位:教育
【収録曲】
1:林檎の唄
2:群青日和
3:入水願い
4:遭難
5:クロール
6:現実に於て
7:現実を嗤う
8:サービス
9:駅前
10:御祭騒ぎ
11:母国情緒
12:夢のあと
デビューアルバム「教育」も、東京事変を語る上で欠かせない一枚だ。
椎名林檎ソロの曲である「りんごのうた」をファンキーにアレンジした「林檎の唄」から始まり、デビュー曲であり人気曲の「群青日和」へと続く流れは完璧すぎてヘビロテが止まらない。
全体的にロックな仕上がりになっているので、ロック好きに1番おすすめしたい。
リリースは2004年だけれど、いつ聞いても新しさを感じるのは、東京事変にしか作れない音楽だからなのだろう。
6曲目「現実於て」から7曲目「現実を嗤う」の流れなど、アルバムを通しての完成度がとても高いので、ぜひアルバムを通して聴いてみてほしい。
★このアルバムの楽しみ方
- 「りんごのうた」と「林檎の唄」を比較して聴く
- ロックな曲をノリノリで聴く
- 「御祭騒ぎ」がおすすめ
4位:娯楽(バラエティ)
【収録曲】
1:ランプ
2:ミラーボール
3:金魚の箱
4:私生活
5:OSCA
6:黒猫道
7:復讐
8:某都民
9:SSAW
10:月極姫
11:酒と下戸
12:キラーチューン
13:メトロ
3枚目のアルバム「娯楽(バラエティ)」もとても素晴らしい作品!
このアルバムはキーボードの伊澤さん、ギターの浮雲さん、ベースの亀田さんの3人が作曲を担当している。
キーボードの伊澤さんが作曲した曲はアルバムにポップさと勢いを与え、ギターの浮雲さんが作曲した曲はアルバムに浮遊感と落ち着きを与え、ベースの亀田さんが作曲した曲は哀愁を与えてくれる。
「私生活」のように哀愁漂う曲も、「OSCA」みたいに派手さを持った曲も、「キラーチューン」のようなポップな曲も揃っているバラエティに富んだ1枚だ。
非常にバランスが良く聴きやすいアルバムになっている。
おすすめの曲は、「私生活」と「某都民」と「キラーチューン」。
ヘヴィなサウンドが好きな人にはぜひ「復讐」をおすすめしたい。
★このアルバムの楽しみ方
- 好きな曲から、好きな作曲者を探す
- 曲が持つ雰囲気の違いを楽しむ
5位:大発見
【収録曲】
01:天国へようこそ
02:絶対値対相対値
03:新しい文明開化
04:電気のない都市
05:海底に巣くう男
06:禁じられた遊び
07:ドーパミント!
08:恐るべき大人達
09:21世紀宇宙の子
10:かつては男と女
11:空が鳴っている
12:風に肖って行け
13:女の子は誰でも
14:天国へようこそ
続いて紹介したいのは5枚目のアルバム「大発見」だ。
椎名林檎以外のメンバーが作曲をする割合が多くなっているため、様々なテイストの曲が詰まった一枚になっている。
全曲のタイトルが7文字で統一されており、どちらかと言うと世界観を重視した様な印象のあるアルバム。
他の作品と比べると、この作品はキャッチーな曲がそこまで多くは無い。けれど、間違いなく東京事変の音楽を楽しむ事ができる。
その中でも「新しい文明開化」や「21世紀宇宙の子」などは、とっつきやすい曲!
ジャンルに捉われずに音楽が好きだと言う方にとてもおすすめしたい1枚であり、初心者の方は他のアルバムを聴いてからこのアルバムを聴くと楽しめるのでは無いかと思う。
東京事変にハマればハマるほど、この作品の魅力は上がっていくに違いない。
★このアルバムの楽しみ方
- 曲の世界観に身を委ねる
- 歌詞を考察しながら聴いてみる
まとめ
今回は東京事変をあまり聴いた事がない初心者の方に向けておすすめのアルバムを紹介してきた。
初心者へのおすすめランキングは以下のようになった↓
【1位】スポーツ
【2位】大人
【3位】教育
【4位】娯楽(バラエティ)
【5位】大発見
最後に、どのアルバムも共通してアルバムを通して聴く事をおすすめしたい。
ぜひみなさんも東京事変を聴き込んで、お気に入りの作品を作ってほしい。