インターネットのボカロシーンから飛び出して去年、ユニバーサルミュージックからメジャデビューを果たした歌手「Ado」。
過去に一度、記事でも取り上げた事がある。
そのメジャーデビュー曲「うっせぇわ」は、Spotifyの「日本バイラルチャート」で常に上位にいるほどの人気がある。
2020年にデビューを果たした彼女にとって、2021年は非常に重要な年になるだろうし、自分も含めたファンにとっては期待の1年になると思う。
今回は、18歳という若さのアーティスト「Ado」の魅力を語っていきたいと思う。
「Ado」の活動歴
Adoは、「歌い手」としてネットで音楽活動を始める。
歌い手はボーカロイドオリジナル曲をカバーする「歌ってみた」を投稿している活動者の総称で、彼女はメジャーデビュー後も変わらず歌ってみたを投稿している。
また、上の方で紹介した記事の様に、ボカロPの作った曲をシンガーとして歌っているケースも多く、メジャデビュー後のオリジナル2曲もコンポーザーとして有名ボカロPが携わっている。
ハスキーでノビのある歌声
まず彼女の歌声の特徴としてあげられるのが、ハスキーボイスだ。
ハスキーとはいっても、しっかりとクリーンな歌声も出す事ができるし、その間を自由自在に行ったり来たりして表現しているところがまた素晴らしいところ。
元々素晴らしい声の持ち主だとは思うけれど、その武器をここまでうまく扱うには相当の努力があったのではないかと思う。
バカでかい武器を最大限に振り回して届けられる歌声はリスナーの予想をはるかに超えてくる。
だからこそ、たくさんの人に歌い尽くされているボカロカバーの中でも光るものがあるのだと思う。
引き込む力と染まる力
Adoさんは、強い歌声と表現力で自分の世界観に引き込む力が強い。
けれど、曲の雰囲気にきっちり染まっているので違和感がなく聴きやすい。
雰囲気の違う2曲、「邪魔」と「金木犀」で比べてみるとわかりやすいかもしれない。
ダークな雰囲気を持つ曲を、持ち前のパワー全開で見事に歌い上げている。
デビュー曲の「うっせぇわ」もそうだけれど、こういう曲はAdoさんの歌声に特にマッチしていてひたすらにかっこいい。
もはやどうやって歌っているのかわからない部分がいっぱいある、、、
そして対照的にエレクトロニカでおしゃれな印象の「金木犀」。
これも見事に曲にマッチしているが、かといって表現的なところが減ったわけではない。
しっかりと自分の世界観に引き込みつつ、伴奏のもつ雰囲気は壊さない。
とにかく中毒性がすごい
デビュー曲「うっせぇわ」は、2021年1月現在で2700万回もの再生数がある。
正直こんなに聴かれているものだとは思ってなかったのでびっくりしたが、実際それだけの中毒性がこの曲にはある。
これだけの中毒性を生み出すものはいったいなんなのだろうか。
「うっせぇわ」に関しては、サビのメロディーが特徴的すぎて、お世辞なしに本人しか歌いこなせないものだと思う。
Adoさんの歌う曲はとにかく中毒性があるので、ぜひ聴いてみてほしい。
まとめ
とにもかくにも、歌手「Ado」の活動にはみなさんも注目していただきたいと思う。
今現在もそうである様に、ネット音楽シーンとJ-POPとの橋渡しを担ってくれるはずだ。